犬猫の口腔ケアのセミナーに行ってきました。
大学の歯学部で人の歯と動物の歯を研究し、さらに歯科専門の動物病院を開業されている林一彦先生が
30年歯の研究の中で分かったこと、
人間の歯と犬の歯で応用できることがあるのにされていないこと、など
4時間近いセミナーだったのですが時間が短く、もっともっと聞きたかったです。
たくさんの人に受けてもらいたいな、と思うセミナーだったのですが、ポイントだけ。
とにかく歯ブラシで磨く!のがと~~っても大事だということ。
ガムや、何とかエキスや、ガーゼでふくとか、とにかくやめること。
百害あって一利なし。
いくつものスライドでそれによって悪化したわんこさんの口の中を見せていただきました。
歯磨き粉などの研磨剤も。
わんこさんが慣れるために使うなら、嗜好性の高い食品(はちみつとか)を使う。
わんこさんにやる前に、自分でやってみること。
自分でやってみて嫌なことはやらない。
「犬だから大丈夫」
という安易な言葉で人にもやらないようなことをやらないこと。それは人の怠慢。
治療とは、「機能の回復」である。
なんでも抜歯して終わろうとする今の犬への口腔ケアは、治療ではない。
犬にも本当の治療を受けさせてやりたい。
先生の言葉にはわんこさんへの愛があって、
なんでも実験してみて、エビデンス(科学的根拠)をもって話をしていることがわかる講義でした。
いつまでもあむ~っとできるために
飼い主さんにも、ペットのケアを仕事にしている人には絶対、聞いてもらいたい講義でした。
もっともっとい~っぱい書きたいのですが、詳しくは聞いてくださいませ^^
あ、でもこれだけは。
スケラーで歯石を取るのは「プロフェッショナルケア」であり、滅菌消毒ができ、
かつ何かあった時の対応ができる獣医師のすべき「治療」であること。
歯茎についた小さな傷から雑菌が入り、歯茎に炎症が起こり、全身に菌が回る危険性がある「治療」であることを知ってほしいです。
みんなもあむ~のために歯磨きしよう!
歯磨きしよう!
→インフル明けで直前まで行けるかわからずばたばたでしたが、どうにか来れてよかったです~
ご一緒いただいたお友だちに感謝(^^)/
柴犬風こなつの飼い主で ペットサービスもごせのペットシッター・アニマルトレーナーです。 犬、猫、うさぎ、鳥などの在宅でのお世話をしています。 チャーリードッグスクール認定ドッグコミュニケーションインストラクター。 趣味バレエ。
ランママさま
歯ブラシと違って、脱脂綿などで拭くと力を逃がさないので
歯茎や歯を傷める原因になるようです。
また、歯と歯茎の間を脱脂綿で拭いても掻き出せないのできれいにならないとのこと。
その2点だけでも歯ブラシの方が優れているとのことでした。
ゼオライトについては何もお話ししていませんでしたが、
薬剤によって歯の表面に凹凸ができてしまうことでより歯垢がつきやすくなることがあるようです。
スケラーについても歯石は取れますが、傷口からの感染の問題と、きれいにスケーリングできないとより歯石がつきやすくなることもあるそうです。
歯垢はブラッシングでとれる汚れですが、
歯石は簡単には落ちない汚れで、歯垢をとにかくためて歯石にしないように気を付けることが大事で、
歯石取をやっても、日頃の管理が悪いと良くないと。
歯垢と歯石の違いとか、歯肉と歯周の違いとか
そもそも口腔ケアって何を指すのかとか、
きちんとした言葉の定義すら知らないでケアをやっている人も少なくないので
少なくとも専門家は知っていなければならないと思いますし
知らないで「口腔ケア」をやっている人がたくさんいるからこそ、飼い主は賢くならなければならないのだと改めて思いました。
Unknown
やはり人と一緒で歯ブラシでの歯磨きなのですね。
人も歯磨き粉は つけるなって歯科医さんいますしね。
ランは歯ブラシと脱脂綿使ってますが脱脂綿も やめたほうがいいかな?
あと最近よく聞くゼオライト?って どうなんでしょう?付着してしまった歯垢 歯石などは とれないから
増やさないようにと考えた方がいいのかな?
スケーラーでの歯石とり 今は麻酔無麻酔に関わらずトリマーさんなど色んな方が施術してますが にわか知識で行って悪化させてしまう場合があるそうですね。